こんにちは!3人子育て真っ最中の、はるです。
家庭の事情で、どうしても小学校低学年からスマートフォンを持たせないといけない状況があると思います。スマートフォンに触れることはまったく悪いことではありません。しかしただ何も教えず与えるだけでは、危険な使い方をしてしまうかもしれません。
お子さんにスマートフォンを自由に使わせるかどうか迷っているあなた。まずは、ネットリテラシーの低さが引き起こす、8つの問題点をチェックしてみましょう。
うちの小学三年生の長男は、周りの友達がスマートフォンを持っているのを見て「僕もほしい!」とよく言っています。私もこの8つの問題を一つずつ解決できるように教えていきながら、徐々にスマートフォンを使わせていこうと思っています。
小学生のインターネット利用状況は90%以上!
インターネットの利用状況の調査で、インターネットを利用していると答えた小学生男子は98.6%、女子が96.5%だそうです。
▼令和4年度 青少年のインターネット利用環境実態調査
小学生にネットリテラシーを教えることは非常に難しいと思うかもしれませんが、インターネットの利用状況を考えると、小学生から教えていく必要があることが分かります。
ネットリテラシーが低いと、いったいどんな問題が発生するのか。8つの問題点を確認し、私たち大人が何をすべきか、考えてみましょう。
子どものネットリテラシーの低さがもたらす8つの問題点
ネット情報を過大に信用しすぎる
- ネットの情報はすべて正しいと思う
- 一つの情報だけを信じる
調べたら何でも分かるので、ネットの情報を信用しすぎる可能性が高いです。ネット情報は、もちろん役立つ情報が多いのですが、嘘の内容や、詐欺サイトなど悪意のあるものもあります。
悪意のあるサイトはどんなものがあるのか、またネット情報との付き合い方を学ぶ必要があります。
情報を簡単に拡散してしまう
- 「拡散希望」のツイートを、内容をよく見ずに拡散する
- 「現金プレゼント」のツイートを、内容をよく見ずに拡散する
拡散した情報が、詐欺、嘘の情報、誰かを批判する内容だったら、どうなるでしょうか。拡散した人も罪に問われるような事態にもなりかねません。
拡散しても良い情報なのか、見極める力が必要になってきます。
詐欺のSNSに簡単に引っかかってしまう
- 「現金プレゼント」ツイートに、コメントや拡散をする
- 「高額報酬」などのアルバイト募集に応募する
大人でも引っかかってしまうような精巧な内容であったり、明らかに怪しいと分かっても、子ども達は魅力ある言葉に惹かれてしまいます。簡単に引っかからないために、具体的な事件から、どんな手口があるのか勉強しておくことが必要です。
個人情報を書き込んでしまう
- 自分の個人情報を書き込む
- 家族や友達の個人情報を書き込む
- 自宅などが分かるような写真を投稿する
SNSには、「LINE」のようにあらかじめ登録した人物とだけ連絡がとれる「クローズドSNS」と、不特定多数の人物と連絡がとれる「オープンSNS」があります。特に「オープンSNS」は、決して個人情報を書き込んではいけません。
また、狙われてしまうと様々な情報を組み合わせて、個人情報を特定されることもあります。安心だと思う場所であっても、個人情報の書き込みは非常に慎重に行うべきです。
他人の情報を勝手に使う
- 家族の氏名や、メールアドレス、カード情報など、勝手に使う
- 友達がうつした写真などを勝手に自分のSNSで利用する
- 他人のサイトに書いている情報を無断転載する
家族の情報を勝手に使ったり、特に他人の情報を使うことは、著作権や肖像権などの法律にも関わってきます。
アプリやソフトを簡単にダウンロードしてしまう
- スマホのアプリゲームを、許可なくダウンロードする
- アプリやソフトゲームを、課金して利用している
子どもは、アプリやソフトの概念を理解しておらず、無料でできるものだと思っています。お金が発生するものがあること、許可なくダウンロードしてはいけないことを教えてあげましょう。
暴言などの発言をしてしまう
- 芸能人への誹謗中傷を書き込んだり拡散する
- 特定の友達の悪口を書き込む
- ばれないと思い、暴言を書き込む
顔が見えないことでばれないと思い、特定の人を暴言などで追い詰めてしまう事件をよく耳にしますよね。ネットに書き込むことは、顔は見えなくても、必ず特定されます。
顔が見えない分、言葉だけで伝えることは誤解を招くことがあります。実際の相手に話す以上に、親切に丁寧に、書き込むことが大切です。
迷惑行為をSNSで公開してしまう
- 飲食店での悪ふざけを、SNSに投稿する
- アルバイトの時の不適切な行動を、SNSに投稿する
飲食店での迷惑行為動画のニュースは記憶に新しいです。仲間内での悪ふざけであったり、閲覧者を増やすためにわざと投稿する若者もいました。これはネットリテラシーというよりも、常識の問題にもなってきます。
ネット上に投稿することで大きな話題となり、個人を特定されます。代償をしっかり知っておくことが必要です。
まとめ|ネットリテラシーは、小学生から少しずつ身に着けよう!
インターネットに触れることが問題ではありませんが、子ども達がトラブルや犯罪に巻き込まれることがないように、ネットリテラシーを少しずつ身につけさせたいものです。
そして、一度教えたからと言って安心してはいけません。定期的に話したり、普段から話題にすることが大切です。つまり、家族のコミュニケーションが、子どものITリテラシーを高めることにつながります!
スマートフォンを最初から自由に使わせるのではなく、この記事の8つの問題点を親子で一緒に解決しながら、ネットの世界を身近なものに感じていきましょう。