こんにちは!子どもがサイバー犯罪に巻き込まれないか心配な、はるです。
「闇バイト」や「特殊詐欺」などのニュースを見ていると、聞きなれないアプリの名前を聞いたことがありませんか。たくさんの便利なアプリがありますが、その便利さを利用して悪用されるアプリがあります。
よく悪用されている、アプリの名前やアイコンデザインを知っておくと、あなたのお子さんがサイバー犯罪に巻き込まれるのを予防できるかもしれません。
犯罪によく使われるアプリを調べてみました。お子さんと一緒に是非確認してください。
親子で学びたい、犯罪に悪用される6つのアプリ
犯罪に利用されるのは、高度なセキュリティを持った機密性の高いアプリが多いですが、アプリ自体は危険や違法性のないものです。しかし、そのようなアプリを、子ども達が利用する必要性があるでしょうか。
もしお子さまのスマホに、このようなアプリがダウンロードされていたら、「もしかしたら」を疑うことも大切です。犯罪に巻き込まれることを予防することができます。
犯罪に悪用されるアプリ「Telegram(テレグラム)」
LINEのように、チャットや通話でのやり取りができるツールです。「闇バイト」や「特殊詐欺」などの事件で、よく利用されていることが分かっています。
◎高度な暗号化機能でセキュリティ性能が高い
◎メッセージの復元が難しい
◎メッセージのやりとりは運営でも見ることはできない
◎スクショの制限や、メッセージの自動削除機能がある
犯罪者の身元がばれたり、足がつかないように、テレグラムのセキュリティの高い便利な機能が悪用されています。Twitterを入口として、テレグラムに誘導する手口が多いようです。
犯罪に悪用されるアプリ「Signal(シグナル)」
「Signal(シグナル)」も、LINEと同じようなチャット&通話アプリです。
「Telegram(テレグラム)」と同じように、高度なセキュリティを持っています。「闇バイト」や「特殊詐欺」、「薬物売買」の連絡用として使われています。
犯罪に悪用されるアプリ「Wickr me(ウィッカー)」
「Wickr me(ウィッカー)」も、LINEと同じようなチャット&通話アプリですが、現在新規登録はできず、2023年12月にサービスを終了するようです。
児童ポルノや性的虐待といったコンテンツが、多くやりとりされていることが知られているアプリです。
犯罪に悪用されるアプリ「Tor Browser(トーアブラウザ)」
匿名性を確保しながらWebサイトを閲覧することができるブラウザです。インターネット検閲を回避できたり、プライバシー保護などの目的で使われています。
Torブラウザーは、一般的にダークウェブへの入り口と考えられています。
ダークウェブとは、GoogleやYahoo検索などでは検索できないようになっています。通常の方法ではアクセスできず、そこでは遺法性が高い情報や、薬物などの違法物品が取引されています。
犯罪に悪用されるアプリ「Groundwire(グランドワイヤー)」
クラウド通話アプリです。 「03」などの番号が表示される機能を悪用し、詐欺に利用されています。
犯罪に悪用されるアプリ「捨てメアド」
「捨てメアド」は、たった1回だけの使い捨てのメールアドレスを、複数利用することができるアプリです。
使い捨てのメールを利用する理由は、個人を特定されるのを防ぐからです。何かの登録などに利用する可能性はありますが、もしお子さんが、他の悪用されそうなアプリも一緒にダウンロードしている場合は注意しましょう。
悪用されるアプリはどのような人が利用する?
機密性の高いアプリは、以下のような人が利用することが多いです。
◎政府の検閲を懸念する人
◎犯罪者やテロリスト
◎仮想通貨を利用する人
現代型の犯罪は、TwitterなどのSNSを入口としてターゲットを引き込み、気密性の高いアプリに誘導していくのが特徴です。闇バイト、特殊詐欺、違法薬物売買、出会い系のような犯罪に繋がっていきます。
まとめ|悪用される便利なアプリ。アイコンを覚えて備えよう!
すべて健全なアプリですが、その便利さを逆手に、犯罪に使われているアプリです。日本ではあまり使われないものばかりですので、わざわざ利用するのはおかしいですよね。
もしお子さんのスマートフォンに、これらのアプリがある場合は、気を付けた方が良いかもしれません。アプリの名前やアイコンデザインを覚えておき、あなたのお子さんが犯罪に巻き込まれることを予防しましょう!