
こんにちは!ネットトラブルから子ども達を守りたい、ハルです。
宮崎県で高校生が大麻の所持・譲渡の容疑で、相次いで逮捕されたというショッキングなニュースを目にしました。
SNSと薬物の関係は、以前から危険性として考えられることではありましたが、スマホを持つ年齢が低年齢化している今、子ども達への大きな危険性が浮き彫りになりました。
「デジタルを正しく使おう!」というITリテラシー教育だけでは、予防することが難しいですよね。若年層を守るためのITリテラシーの必要性について考えてみたいと思います。
宮崎県の高校生の大麻逮捕|薬物での検挙数の約2割は10代

2025年5月、県内在住の高校生2人が大麻の所持と譲渡の容疑で逮捕されました。
警察の調べによると、彼らはSNSを通じて大麻を入手し、知人に譲るなどしていたとのこと。
いずれも16歳。まだ社会に出る前の子どもたちが、大麻という違法薬物に手を出してしまったという現実に、多くの保護者や教育関係者が衝撃を受けたと思います。
宮崎県内では、2025年4月までの4カ月で、41人が違法薬物事件で検挙されていますが、そのうち4人は19歳以下のようです。全国でみても、大麻関連で摘発された人数の2割が、10代の子ども達です。
宮崎県の高校生の大麻逮捕|子どもに伝えたいSNSの危険性

「SNS=危険」ではないと思っています。しかし、使い方を間違えると、SNSが薬物への入り口になってしまうことも事実です。
お子さんに伝えたいSNSの危険性を、私たちが知っておく必要があります。
SNSの見えない危険性|犯罪が近くなる
これまでは“裏ルート”でしか手に入らないと思われていた薬物も、今ではInstagramやX(旧Twitter)、Snapchatなどで、家にいながらも「こっそりやりとり」できてしまいます。
匿名でやりとりもできるので、「きっと見つからないだろう」と思ってしまったり、一見無害な投稿の裏で、「記号のような隠語」でやりとりされていることも…。
SNSの見えない危険性|誤情報を見分けられない
SNSでは、「大麻は依存性が低い」「海外では合法」といった情報も、一人歩きしています。
その中には正しい情報もありますが、文脈を無視した誤情報も多く、「大麻=危なくない」と誤解し、犯罪の意識がない若者が大変多いです。
SNSの情報は、誤情報を見分けることが大変困難なので、信じすぎない姿勢を持っておくことが大切です。
SNSの見えない危険性|年齢的に知りえない情報を知ってしまう
普通に暮らしていると、お子さんが知りえないような犯罪の情報などを、今の子ども達はSNSを通じて目にすることになります。
善悪の判断がまだ未熟だったり、犯罪に対しての知識がないため、深く考えずに関わってしまう可能性があります。
宮崎県の高校生の大麻逮捕|SNS犯罪にあわないための対策

SNSは悪いものではありません。ただ、知識もないままSNSで悪い情報を目にしてしまうので、いわゆる不良少年でなくても、犯罪にまきこまれてしまう可能性はあります。
子ども達がSNSを使うためには、大人が積極的に関わって、普段の会話の中で情報を与えていくことが重要になってきます。
ただスマホを与えて、子ども任せにすることは絶対やめましょう。
- SNSでの知らない人とのやりとりには、どんなリスクがあるか話し合う
- 大麻のような薬物に関する誤情報がネット上にあることを伝える
- 親が頭ごなしに否定せず、一緒に“どう使えば安全か”を考える姿勢を持つ
また、スマホにフィルタリング機能を入れる、SNSの使用状況を見守るアプリを活用するなど、「見守る」「寄り添う」IT対策も重要です。
まとめ|親子で知っておきたいITリテラシーは、“命を守る力”
宮崎県の高校生の大麻逮捕事件は、決して他人事ではありません。スマホを持っている限り、どんな子ども達でも可能性があります。
ネット犯罪は年齢を問わないからこそ、親子で一緒にITリテラシーを学ぶことが必要だと思います。。
・SNSの匿名性がもたらす危険
・ネット上の誤情報を見抜く力
・“つながる力”ではなく、“距離をとる力”を育てること
子どもたちの未来を守るために、私たち大人がまず“知ること”から始めませんか?