こんにちは!ネットトラブルから、宮崎県の子ども達を守りたい、ハルです。
インターネットを利用する子ども達は、コロナ禍を経てさらに加速しました。まだインターネットの危険性が理解できていない小学生は、時には残酷なネットいじめに繋がるような行為をすることがあります。
私たち小学生の親ができることは、ネットいじめの現状や、具体的な事例を、知っておくことです。実際あったネットいじめの事例を知っておくと、子ども達にも注意すべきことを伝えやすいですよね。
私が小学生の息子に教えるために、ネットいじめの現状や、具体事例を調査したことをご紹介します。
宮崎県の小学生の親が知っておきたい、増加するネットいじめ
ネットいじめの件数は、5年前に比べて200%以上増加
文部科学省が調査した資料によると、「パソコンや携帯電話等で、ひぼう・中傷や嫌なことをされる」件数が、年々増加傾向にあります。悪質ないじめに繋がらなくても、嫌な気持ちになった子ども達がたくさんいるのです。
恐らく表面化されていない件数も考えると、この数値よりも多いことでしょう。
子どもたちのネットトラブルで一番多いのが、ネットいじめ
ニフティネクサス株式会社が運営するポイントサービス、「ライフメディア」の会員を対象に実施された「子どものSNS利用に関するアンケ―ト」からです。
SNSでトラブルに巻き込まれた経験がある子ども達280名に、経験したトラブルの内容を聞いたところ、1位が34%で「ネット上のいじめの加害者または被害者になった」というアンケート結果が出ています。
宮崎県の保護者が知っておきたい、ネットいじめの具体的事例
LINEのグループラインで、誤解をうけたトラブル
LINEのグループラインで、文字だけで伝わらず、友達に誤解をうけてトラブルが起きた事例があります。
「おもしろいよね!」「良いよね!」と言いたかったのに、
「〇〇ちゃん、おもしろくない」
「〇〇ちゃんの音楽のセンス、良くない」
と、最後に「?」をつけなかったばかりに、グループラインから外されたり、無視される対象にされました。
事実無根の誹謗中傷を、チェーンメールで流された
事実無根の情報を、チェーンメールで流されたトラブル事例です。
「Aさんはいじめを繰り返し行っている。私は決して許すことはできない」というような、嘘の情報を、チェーンメールで流されました。
Aさんは保護者に伝え、学校側もメールの内容を把握し、悪質な内容だったため、警察に被害届を提出しました。警察の調査で、いじめに関連した生徒が明らかになりました。
いじめなどの様子を、写真や動画にうつして投稿された
恥ずかしい恰好、変なポーズ、いじめなどの様子を、写真や動画にうつし、SNSなどで投稿されたトラブル事例です。
Bくんは学校の先輩から、変な格好をするよう強要されました。断り切れなかったBくんは、変な格好の写真を撮られ、先輩はメールなどでたくさんの人にその写真を送ります。中には、その写真を違う人に広めた子どももいました。
Bくんは、クラスメートや、知らない人からもメールがくるようになり、メールを開くのが怖くなってしまいました。
インスタグラムのストーリーズで、誹謗中傷を書き込まれた
インスタグラムのストーリーズで、誹謗中傷のいじめをした子どもの親が、損害賠償請求をされたトラブルです。
Cさんが、ある友達から、インスタグラムの24時間で消えるストーリーズで誹謗中傷をされていることを親が知りました。学校への相談でいじめの相手が特定し、一旦終わったかのように思えたところ、またストーリーズでの誹謗中傷がはじまります。
Cさんの親は、お金をかけてインスタグラムへの開示要求で相手を特定したり、裁判なども起こした所、最初にいじめをしていた子どもの友達だということが判明しました。
その子どもの親は、損害賠償を支払う事態となりました。
なりすましてプロフィールをつくり投稿した
なりすましてプロフィールをつくり、あたかもその子どもが投稿したかのように、変な画像や、友達の悪口などを投稿した事例です。
トラブルがあり気に入らなかったDさんになりすまして、SNS上でプロフィールを作成しました。そこで、D子の顔写真や、加工した写真、また友達の悪口などを投稿します。
それをみた他の友達から、Dさんはいじめを受ける事態になりました。
まとめ|ネットいじめは表面化しないからこそ、子どものサインを見逃さずに!
ネットいじめは、なかなか表面化しにくいため、子どもが一人で悩んでいることが多いです。
実際起こったネットいじめの具体的事例を知っておくことで、事前にお子さんに注意事項を教えてあげることができます。またお子さんの様子が、いつもと違うことに気づいた時に、何が起きているのか特定がしやすくなります。
ネットいじめは、加害者にも被害者にもなってしまう、子どもを取り巻く大きな問題ですよね。親の知識が、一番の対策になります。現状と具体事例を知って、あなたのお子さんを、ネットトラブルから守りましょう。