こんにちは!子ども達をネットトラブルから守りたい、ハルです。
「画像を無断でSNSに投稿された」という理由で、旭川市の女子高生が殺害されたニュースを見ました。とても痛ましい事件で驚いた一方、SNSという現代の社会問題を象徴している事件だと感じます。
SNSに関連するトラブルの中でも、特に「投稿写真」は、今回の事件のような無断使用でのトラブル、また性犯罪に巻き込まれる事例が多いため、まずは私たち保護者が、SNS写真投稿で気を付けるべきことを、知っておくことが重要です。
トラブルに巻き込まれないための、SNSでの写真投稿の8つの約束事をまとめました。是非お子さんに伝えるときの参考にしてください。
小中学生から知っておきたい、SNSの画像投稿の6つの約束事
SNSで画像を投稿したからと言って、一概に危険だと言うことはできません。
しかしSNSでの画像投稿は、以下のような危険があることをまずは伝えた上で、8つの約束事を参考にしてください。
・投稿から子どもだと分かり、悪意のある人物に狙われる
・ストーカーのような人物にターゲットにされた場合に、詳細に調べられる
・投稿した画像が、撮影禁止のものだった
・炎上してしまうような内容の画像だった
SNS写真投稿の約束事①|友達であっても人の顔がうつっている写真は投稿NG
「投稿しても良いか許可をとる」ことができれば、基本的にSNSに投稿することは可能ですが、小中学生のうちは、”人の顔がうつった投稿は禁止”しておいた方が良いでしょう。
なぜなら、友達が「投稿しても大丈夫」と言っても、友達の保護者の考えまでは分からないですよね。
「人の顔をSNSに投稿することはNG」と教えておくことで、肖像権について理解できるようになってくると思います。
SNS写真投稿の約束事②|「撮影禁止」の場所や物がある
「撮影禁止」の、建物や場所もあるということをしっかり伝えておきましょう。
撮影禁止の場所でなくても、基本的にはすべての物において、著作権などがあります。ただわざと撮影したり、悪意があって撮影しているわけではないので、厳しく問われていないだけと理解しておいた方が良いでしょう。
写真の背景であっても、有名な建築物やアート作品などがうつりこんでいる場合は、大きな問題になることがありますので、知識として知っておくことは必要です。
SNS写真投稿の約束事③|学校の制服を着てうつした写真は投稿しない
制服ですぐどこの学校が分かります。学校が分かると、すぐに個人も特定されてしまいます。
制服を着た写真は投稿しないように教えてあげましょう。
SNS写真投稿の約束事④|自宅付近の建物や風景をうつした写真は投稿しない
自宅付近の建物や風景を、うつさないように注意しましょう。ランドマークや、看板に書かれた住所など、背景でも場所が特定されるからです。
写真を撮ることに夢中で、背景にあるものに気を付けられないことがあると思います。
「自宅付近の地域内では写真を撮らない」など、撮ってはいけない場所を具体的に伝えることが、子どもには分かりやすいかもしれませんね。
SNS写真投稿の約束事⑤|リアルタイム投稿はできるだけ避ける
リアルタイムの投稿は、一日のスケジュールがばれてしまうことで、危険にさらされることがあります。
例えば家族旅行などの状況をリアルタイムで画像投稿をすると、自宅に誰もいないことが分かり、泥棒が家に入った事件もあります。リアルタイムではなく、時間を置いてから投稿するようにしましょう。
SNS写真投稿の約束事⑥|ダウンロードした画像やイラストは投稿しない
インターネット上にあふれたイラストや写真、キャラクターの画像などをダウンロードして、投稿したり、SNSのプロフィール画像にする子ども達が多いと思いますが、実は著作権・肖像権を侵害しています。
基本的に「自分が写真に撮ったもの」「自分がオリジナルで描いたイラストなど」以外は、SNSに投稿してはいけません。
おそらく運営から通告されないことで、問題ではないと思っている場合が多いと思いますが、相手側が著作権や肖像権に非常に厳しい場合、かなり大きな問題になったり、賠償金などを請求されます。
SNS画像投稿の約束事⑦|画像をダイレクトメッセージで送ってはいけない
子どもがSNSを利用する時に一番心配なことは、不特定多数の人と連絡が取りあえることではないでしょうか。
投稿内容で、ある程度の年齢が予測できるので、子どもを狙って、ダイレクトメッセージなどを送ってくる大人もいます。
友達からの連絡であっても、なりすましの可能性もあるので、判断できないいまは、ダイレクトメッセージで画像を送ることは禁止しましょう。
画像だけでなく、ダイレクトメッセージで連絡を取り合うことは、かなりの危険性があることを教えておいた方が良いです。
SNS画像投稿の約束事⑧|自分や友達のはずかしい写真はうつさない
上記の、ダイレクトメッセージにも関連しますが、下着姿や裸の写真など、自分や友達のはずかしい写真は、絶対うつさないように強く禁止しましょう。
投稿やダイレクトメッセージで、”友達などの閉鎖された空間でのやりとり”だと、勘違いしてしまいがちですが、SNSは世界中の人に繋がっていることを、想像させることが重要です。
一旦ネット上に出た写真は、回収は非常に難しいです。
まとめ|SNSでの画像トラブルは、小中学生から少しずつ知っておくことが重要です!
子どもがSNSを利用することは、保護者にとっては不安も大きいのですが、「禁止や監視」をするだけでは余計危険に繋がるかもしれません。正しい使い方を教えて、お子さんを信じてあげることも大切かもしれませんね。
ポイントは、SNSで事件に巻き込まれた具体的な事件も教えてあげること。そしてこの記事で紹介した8つの約束事を伝えることで、お子さんが自分で考えて、リスクを避けることができるように、練習していけたらいいですね。