
こんにちは!ネットトラブルから守りたい、ハルです。

中学生の息子から、「ネットバンキング開設したいから、マイナンバーカード貸して」と言われました。オンラインゲームをしているだけではないのでしょうか。
確かにそれは、オンラインゲームをしているだけでなく、規約に反する行為で「お金を稼いでいる」可能性が非常に高いです。
「オンラインゲーム代行」や「リアルマネートレード(RMT)」という言葉知っていますか?あまりなじみがないと思いますが、あなたのお子さんはその方法で、お金を手に入れようとしています。
その味を知ってしまうと中毒になりかねません。いますぐ、根気よく、話してあげることが大切です。
オンラインゲームをさせるなら、私たち親が必ず知っておきたい、「RMT(Real money trade)」の危険性について、解説します。
中学生は要注意!リアルマネートレード(RMT)とは?

RMT(リアルマネートレード)とは、ゲームの中で手に入れたアイテムやお金を、現実のお金でやり取りすることです。たとえば、ゲームの中で強い武器を手に入れたら、それを他のプレイヤーに数千円や数万円で売るような行為です。
子どもたちは「お小遣い稼ぎ」のような感覚であったり、「みんながやっているから」という理由で、RMTに手を出しやすいのですが、実際には大きな危険が潜んでいます。
リアルマネートレード(RMT)の危険性|どうして問題になるの?
- お金が絡むことでトラブルが起きやすい
- 現金を払ったのにアイテムを渡してもらえなかったり、逆に、アイテムを渡したのにお金を受け取れなかったりする詐欺が多いです。
- ほとんどのゲーム会社が禁止している
- ほとんどのゲーム会社はRMTをルール違反としており、見つかるとアカウント停止などのペナルティがあります。
- レベルに達していないのに強い武器を持つなどすることで、ゲーム内のバランスが崩れます。
- 犯罪に巻き込まれるリスクがある
- 子どもが知らない大人とやり取りをして個人情報を漏らしてしまう。
- お金を受け渡す過程で、詐欺やトラブルが発生する。
- ゲームが上手い子どもに、ゲームを代行させる大人がいる。
中学生は要注意!リアルマネートレード(RMT)を防止するためには

オンラインゲームでのリアルマネートレード(RMT)は、「犯罪」ではないのですが、規約違反であること、高額でのやり取りになること、知らない大人とのやりとりになることを考えると、中学生には非常に危険なリスクがあります。
何より、まだ自分で責任をとれない中学生が、やってはいいことではありませんよね。
オンラインゲーム代行やRMTをさせないために親がすべきポイント
- 子どもが遊んでいるゲームに関心を持つ
- 子どもがどんなゲームをしているか知っているだけでも、危険を察知しやすくなります。
- 禁止や制限だけするのではなく、親が関心を持つことで、子どもがゲームについて話しやすくなります。分からなくても、「どんなストーリーなのか」「どんなキャラクターが好きなのか」など、関心を持っていることを見せていると、「誰とどんな話をしたのか」など話しやすくなるでしょう。
- RMTのリスクを話し合う
- 「お金が絡むと大きなトラブルになること」「相手が子どもだと分かって詐欺にあいやすいこと」「ゲーム運営が禁止している理由」を説明する。
- お金のやり取りを管理する
- クレジットカードや銀行口座を使わない仕組みを作る。
- お金を稼ぐこと、お金の大切さ、一般的な時給を伝えておく。
- 年齢にあわせた、お金の使い方を教える。
まとめ|オンラインゲームをするなら親子で知っておきたいRMTのこと
子どもがオンラインゲームをしていると、一番よく聞く悩みが、知らない人との交流や、時間制限が難しいことです。しかし実は、もっと危険なリスクがあることを、子どもも親も知らない場合が多いように感じます。
お金のトラブルは、大人でも危険がありますが、中学生が巻き込まれるようなことがあってはいけないですよね。
分からないからといって無関心でいることは良くないと思います。オンラインゲームを許可しているのであれば、親も関心を持ち、子どもを危険なトラブルから避けてあげてくださいね。