
こんにちは!宮崎市で、IT×子育てナビーターとして活動しているハルです。
宮崎市の東大宮中学校のPTA役員さまよりご依頼をいただき、今回保護者向けのITリテラシー講座を開催してきました。
宮崎の中学生の、深刻なスマホの使い方

校長先生とお話させていただきましたが、スマホやSNSの使い方に関してのトラブルが多く、学校でもなかなか対応ができないというお悩みをお持ちでした。
年々スマホを持つ年齢が低年齢化していますが、特に中学生になったことをきっかけにスマホを持つ子ども達は多いと思います。
多感な時期の中学生を持つ保護者のみなさんは、本当に様々な悩みや、心配がありますよね。例えば…。
- グループラインでのSNSでの悪口・いじめ
- 写真や動画の無断投稿
- 個人情報の漏えい
- なりすましアカウント
- 詐欺アカウント・リベンジポルノ被害
- オンラインゲームでのトラブル
- 時間の使いすぎ・依存
- 違法・危険動画の視聴や投稿
- 闇バイト・詐欺への勧誘
- 性的搾取(セクストーション)
- 課金関連
子ども達は、スマホの機械的な操作や理解が早く、大人がまったく理解できないことをしているので、「分からないから」と子ども任せにしてしまうと思います。
確かに子ども達はとても詳しいのですが、ただ、社会的常識、経験が未熟であるがゆえに、簡単にトラブルに巻き込まれてしまいます。だからこそ、身近な大人が、関心をもって子ども達と向き合うことが、大切だと思います。
実際に闇バイトの流れを経験して、大人が伝えるべきことを考える

今回のセミナーでは、中学生の保護者ということで、今後子ども達が遭遇するであろう、「闇バイト」を題材に話をさせていただきました。
闇バイトは、ニュースで見聞きしたことがあっても、「遠い存在の事件」ととらえているのではないかと思います。ただ、宮崎県でも、闇バイトに加担して逮捕された若者がたくさんいます。
保護者の方5名に協力していただき、実際一人一人がアルバイトをやってみて、実はその5つのアルバイトが「ある闇バイトの一つの事件」として成立していることを、体験してもらいました。
一つ一つのアルバイトを見ると、「闇バイト」であることに気づきませんが、実は犯罪の一部を担っていて、気づいたら逮捕される…、という事態に陥ります。
指示する犯人側は巧妙に準備しているので、証拠を残さず、アルバイトに加担した若者だけが逮捕されることになります。
保護者の方からは「そうだったの!?」と驚きの声があがりました。
ITリテラシー教育は、実は保護者が一番得意なこと!
闇バイトを一通り体験した後、最初に戻り「子ども達に何を伝えたらいいのか」を一緒に考えました。
闇バイトに気づけるポイントはたくさんあります。それを事前に伝えているだけでも、子ども達が自分で気づくきっかけになりますよね。
ITリテラシー教育は、子ども達の身近な大人だからこそ、できることです。
「ITリテラシーは難しくない!関心を持つことが大切!」ということを、これからも宮崎県の子ども達の身近にいる大人へ、伝えていきたいと感じました。
東大宮中学校のPTAの皆さん、素敵な機会をありがとうございました。

