
こんにちは!ネットトラブルから子ども達を守りたいハルです。
「自分の口座に振り込まれたお金を、指定された口座へ送るだけ」
そんな簡単アルバイトがあると言われたら、あなたのお子さんはやってしまうと思いませんか?
誰かをだますわけでもない。
知らない人に会う必要もない。
スマホでお金を移すだけ。
一見すると、犯罪とは思えないかもしれませんが、それ、闇バイトです。
「送金するだけ」の闇バイトで全国初摘発

沖縄県内に住む40代の女性が、自分名義の口座に振り込まれた合計約175万円を、指定された別の口座へ送金した疑いで書類送検されたそうです。
今回の大きなポイントは、女性が誰かに直接電話をかけたり、うその話をしてお金をだまし取ったりしたわけではないこと。
自分の口座に入ったお金を、指示された口座へ移しただけですが、闇バイトの犯罪グループのお金を移動させる「送金役」だったのです。
そもそも「送金犯罪」とは?
犯罪グループは、詐欺などで得たお金をそのまま自分たちの口座へ入れると、警察や金融機関から追跡されやすくなります。そこで、一般の人の銀行口座を間に挟み、お金の流れを分かりにくくしようとします。
例えば、次のような流れです。
被害者からだまし取ったお金
↓
闇バイトに応募した人の口座へ一旦いれる
↓
犯罪グループが指定した別の口座に送金してもらう
闇バイトに応募した人は、自分の口座を犯罪のお金の「中継地点」として使われてしまいます。
しかし、その口座を通すことで、犯罪グループがお金を受け取る手助けをしてしまいます。
子ども達に教えたい!銀行口座は「貸してはいけない大切な個人情報」

この事件は、自分名義の銀行口座を持っている、あなたのお子さんも気を付けなければなりません。
SNSでは、次のような言葉で怪しい仕事が募集されることがあります。
「スマホだけでできる簡単作業」
「口座があれば誰でもできます」
「送金するだけで報酬がもらえます」
「即日でお金が受け取れます」
「副業初心者でも大丈夫」
「荷物の受け取りや人との接触はありません」
「1回送金するだけで数千円」
お金が欲しい子どもや、アルバイトを探している若者にとっては、魅力的な仕事に見えてしまうかもしれません。
強盗や詐欺の「受け子」のように、明らかに怖そうな仕事ではないため、犯罪へのハードルを感じにくいことも危険です。
銀行口座は「貸してはいけない大切な個人情報」
子ども達には、銀行口座について、暗証番号を教えないことだけでなく、次のことも伝えておく必要があります。
口座番号を知らない人に教えない
お金を振り込んでもらうために必要だと言われても、知らない人や、実態の分からない会社には教えないようにします。
知らない人からお金を受け取らない
身に覚えのないお金が振り込まれた場合は、自分で使ったり、相手の指示どおりに送り返したりせず、まず保護者や銀行に相談します。
他人のお金を別の口座へ移さない
「一度あなたの口座を通したい」「会社の都合で代理送金してほしい」などと言われても、絶対に応じてはいけません。
キャッシュカードや銀行アプリを渡さない
キャッシュカード、暗証番号、銀行アプリのログイン情報を他人に渡すことも危険です。
銀行口座は、ただお金を入れておく箱ではありません。その人の名前や本人確認情報、社会的な信用と結びついた大切な個人情報です。
子どもが相談できる雰囲気を作ることが闇バイト予防に

闇バイトに応募した子どもは、途中で「何かおかしい」と気づいても、
「親に怒られるかもしれない」
「すでに個人情報を送ってしまった」
「家族に危害を加えると脅された」
などの理由から、相談できなくなることが非常に多いです。
子どもが怪しい仕事に応募してしまったとき、最初に強く叱ってしまうと、その後の詳しい話を隠してしまうかもしれません。
まずは、「必ず話してほしい」ということを今すぐ伝えておくことが大切です。
まとめ|「送金するだけ」でも犯罪に巻き込まれる
「送金するだけで、多額の報酬がもらえる」そんな仕事が、本当に安全な仕事とは限りません。
自分では詐欺をしているつもりがなくても、犯罪グループのお金を移動させる役割を担ってしまう可能性があります。
子どもが自分名義の銀行口座を持つようになったら、使い方だけでなく、この記事を参考に家庭で確認しておいてくださいね



